エドワード・バッチ博士について ーバッチ博士の哲学 ー

1886年、イギリス郊外にエドワード・バッチ博士は生まれます。その後、バーミンガム大学医学部を卒業し、腸内細菌の研究に携わります。
現代の、腸活の先駆けをされていました。驚きです。
1917年、31歳の時に、バッチ博士は胃がんにより余命宣告を受けます。せめて、余命の間にと当時研究していた細菌の研究に没頭します。
その後、ガンを克服。バッチ博士は、「人は、心の状態によって、病にも健康にもなる」という事に確信を持つことになります。
1928年に、最初のバッチフラワーレメディ3種類を作ります。以後、フラワーエッセンスの開発に専念し、最終的に38種類のバッチフラワーレメディを開発しました。
バッチ博士の遺産
博士は、フラワーエッセンスを開発中に、様々な資料や文献を残しますが1936年、今後フラワーエッセンスを学ぶ者たちが迷わない様にと2種類の文献のみを残し、全て燃やしてしまします。
博士が、後進に残してくれた唯一の文献が「なんじ自信を癒せ」と「トウェルブヒーラーとその他のレメディ」エドワード・バッチ著です。
これらは、バッチホリスティック研究会が「バッチ博士の遺産」というタイトルで刊行しています。
「なんじ自信を癒せ」は内容も濃く、それでいて短くまとめられています。スピリチュアル初心者の方にもサラリと読めるような、読みやすい本です。
小職も、スピリチュアル初心者のご相談者様には、最初の1冊目にはこれが1番読みやすいですとお勧めすることが多いです。
バッチ博士の哲学とは
バッチ博士は、心と体は繋がっていることをこの頃から提唱し続けていました。「魂(すなわち心)の声」に従って生きる事こそが、すべての成功の源だと自身の著作本「なんじ自信を癒せ」でも繰り返し提唱しています。
逆に言うと、魂の声を聴かず、外側の声にばかりに従って生きると「病」や「失業」などの警笛が鳴らされると考えていました。この考え方は、スピリチュアリズムでも全く同じことを言っています。
魂は、「神性」であり「力強い存在」であり、万物を創られた「創造主の子供」です。
引用:なんじ自身を癒せ 第2章
全ては神からのGIFT
バッチ博士は、魂とは神体エネルギー(すなわち内なる神性)だと謳っています。その人の持つ神体エネルギーですので、人によってまちまちのエネルギーになります。
外側の声に従って生きたとしても、そこに「愛」は存在しないと言っています。
「愛」とは、創造主からの贈り物です。創造主は、個別に様々なギフトを贈っています。他人のギフトに手を伸ばしても、それはあくまでも他人の物。
自身のギフトは、自身の中にだけあるというのが、バッチ博士の考え方です。それは、スピリチュアリズムでも同様です。そして、自身の中のギフトこそが神体エネルギー、神の愛なのです。
バッチ博士は、この魂の声にスムーズに繋がるにはどうすれば良いかという事を生涯の研究テーマと考え、フラワーエッセンスというツールに辿り着いたのです。
バッチ博士の哲学には、「魂の声を聴く(ハイヤーセルフ)」と「ユニティ(統合)」があります。「ユニティ」については、また別の機会に書きたいと思います。
現代のフラワーエッセンス
現在は、バッチ博士の教えを引き継いだ多くの後進たちが、様々なフラワーエッセンスを発表しています。日本に入ってきているだけでも3000種類くらいあります。エッセンスの作成方法も多様化しています。
詳しくは「フラワーエッセンスについて」記事をお読みください。